FX 秒スキャルピング完全解説！

🔍 秒スキャとは？

「秒スキャ」とは、「スキャルピング」の中でも特に短い時間で売買を完了する、超高速トレード手法のことです。通常のスキャルピングでも数分以内に取引を終えることが多いですが、秒スキャではたった数秒〜30秒程度の間にポジションを持ち、即座に利確または損切りを行います。

このトレード手法は、ちょっとした値動きを瞬時にとらえて利益を積み上げるスタイルで、1回の利益は小さくても、それを1日何十回、何百回と繰り返すことで、コツコツと利益を重ねることが目的です。

例えば、1回のトレードで2pipsの利益を狙い、それを100回行えば200pipsの利益になります。スイングトレードなどの長期売買とは異なり、秒スキャでは一瞬の値動きが勝敗を分けるため、相場の方向性を事前に完璧に読む必要はありません。

秒スキャの最大の特徴は、「トレードの時間軸が極端に短い」という点です。トレードの保有時間は一般的に1秒〜30秒程度。多くの場合、チャート上のローソク足1本分すら待たずに売買を完了させます。

狙う利益幅は通常0.5〜5pips前後で、いわば「相場の呼吸のような動き」すら利益に変える感覚です。そのため、スプレッドが狭い通貨ペア（例：ドル円、ユーロドル）を使うことが重要になります。

また、1日のトレード回数は非常に多く、短時間のうちに数十〜数百回の売買をこなすスタイルが一般的。こうした高頻度トレードでは、一回一回の判断のスピード、約定力、反応速度などが成績を大きく左右します。

相場の長期的な分析が不要
数秒で完結するため、ファンダメンタルズ分析や長期トレンドの読みが不要。テクニカル指標や板情報の一瞬の動きだけで判断可能です。
チャンスが多く、取引機会に困らない
1日に何度も売買を行うスタイルのため、レンジ相場や方向感のない相場でも稼げるチャンスが多く、相場の動きさえあれば利益が狙えます。
短時間で利益確定できる
ポジション保有時間が短いため、精神的なプレッシャーが少なく、「含み損を抱えて悩む」などのストレスがほとんどありません。

スプレッド・スリッページの影響が大きい
狙う利益が小さい分、スプレッドや滑り（スリッページ）の影響で「勝てるはずのトレードがマイナスになる」ケースが頻発します。
疲れやすく、集中力が必要
何十回も高速で売買を繰り返すため、脳と体への負荷が大きく、長時間の継続は困難。短時間集中型での運用が求められます。
一回の損失が大きくなることも
ロット数を上げすぎたり、判断ミスをした場合、たった1回のトレードで10回分の利益が飛んでしまうことも。損切りのルール設定が重要です。

※利用規約で秒スキャを禁止している業者では絶対に実行しないこと。

例：「150.000」「1.0900」などのキリの良い価格。多くの注文が集中し、反発・ブレイクが起きやすい。

エントリー例： 149.970 → 150.000で反応 → 売り

例：「150.500」「1.0950」などの中間帯も、利確・逆張りポイントとして意識されやすい。

エントリー例： 150.300 → 150.500 → 上ヒゲで売り

キリ番の種類	特徴	エントリー戦略	注意点
ラウンドナンバー（0.000）	注文が集中・反発しやすい	逆張り or 抜け後の順張り	抜けると勢いが加速
ハーフキリ番（.500）	反発が意外と多い中間地点	レンジ内逆張り or 押し目買い	過信しすぎない